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無数の平行世界が時空の流れに乗り、ただ存在しているだけの頃。その流れの中において、時は全てを司る神であった。神は竜の姿をとり、世界を放浪する。無限に存在する世界の中で、神の訪れた世界にだけ時が流れ、世界が移ろうのだ。 |
とある世界を彷徨っていた神は、人間の王国にて一人の美しい王女に出会う。 |
生命を超越した神霊でなくてはならない神が、一個体にすぎない人間の女と恋に落ちる。此れ以来世界は人間を中心に形成されるようになる。神は人間によく似た姿をとり、現世に転生した。
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神話生誕 |
寿命を迎え滅びをただ待つだけの衰退世界。創造と誕生を司る創世竜は世界の破滅に危機を見出し、現世の生命へ助けを求めた。
隔絶された文明都市で暮らしていた青年ディアは、世界の真実と未知を求め、竜と呼ばれる神霊を探す旅に出る。
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ディアは長い冒険の末に二柱の竜と出会い、竜に代わる神として世界を導くことを誓う。
旅の中で知り合った八人の若者は、永遠の時を生きることと引き換えに、竜の持つ途方もない神力を与えられた。
生誕したばかりの若き神々は、創造を司る光神ディアの言葉をもってして『八神』と呼び伝えられる。
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初代世代 |
重大な失墜を犯した八神は創世の神の怒りに触れ、滅びを迎える。 |
破壊を司る氷神エッジは発狂し、かつての仲間であった八神のうち四人を殺してしまう。
自らの破壊衝動を抑えきれないと悟ったエッジは、最も信頼していた友である雷神ソウドに赦しを乞い、友の手によって断罪される。
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この時生き残ったのは「雷神ソウド」「風神ブラム」「闇神アゼロ」の三人のみであった。
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魔神転生 |
五つの神が死に、崩壊を始めるとある世界に一人の魔術師が現れる。魔術師は赤き翼の竜を従え、消滅した神々の軌跡を辿り、世界を新しい神の時代へと導いた。
魔術師は救世主ディアの遺志を継ぎ、新世界の先導者となる。
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魂とその繁栄を司る継続竜は、古に光神ディアと交わした契約に従い、ディアの生まれ変わりであるイーヴィルのもとに降臨する。継続竜はイーヴィルに自らの魂の力の分け、『魔神イヴル』の神名を与えた。
イヴルは竜から与えられた『魔力』を用い、死した八神の魂から、全ての要素を引き継いだクローンを生み出す。神の力すらも正確に継承した神々のクローンは、「二代目八神」と名付けられ、再び世界をよりよいものへと導く使命を与えられた。
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継続竜は赤髪の少女に姿を変え、「情神アーゴ」の名をもって魔神イヴルに付き従った。
イヴルは取り残された闇神アゼロに出会い、前世の記憶をわずかに思い出す。これにより自らの使命を悟ったイヴルは、アゼロの願いに応え、八神の蘇生に挑んだという。
生き残った神々は、自らの過ちを悔い改めるべく、他の神と同じように命を絶ち、生まれ変わることを選んだ。
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第二世代 |
新世代の八神の加護により、世界は悠久とも思える繁栄の最中にあった。しかし栄華を極め肥大化する世界の管理を完全にこなすのは、人の心を持つ八神には難しいことであった。これ以上八神のみの力で世界を維持することは不可能だと。そう言ってしまえる時も、そう遠くはないと、神々は語り合った。
二代目光神ディアは自分達以外にも神を生み出すことを提案し、八神に現世へ降り、神に相応しい人間を選ぶよう言いつけた。
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光神にむりやり中央神殿の外に放り出された八神たちは、現世を旅する中で良き配下となる若者たちと巡り合う。
神の命に従い、不老不死の時を共に生きると誓った十四の新たな神々は『八大従霊神陣』と名付けられた。
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二代目八神の時代になってなお、傷ついた氷神エッジの魂は癒えることがなかった。エッジはクローンとして生まれ変わった幼き姿のまま、目覚めることを拒み、長き眠りの中へ身を投じた。
八神と神陣はその後も世界の管理の合間に現世へ降り、よき魂を神へと招待することに力を入れた。神陣に認められた魂は、神の力の一部と永遠の命を与えられ、『神族』に迎え入れられた。また、その中でも八神に認められた者には神族以上の力を持つ『上級神族』の地位を与えられた。
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破竜大戦 |
氷神エッジの眠る祠が人間の手で壊されてしまう。この事態に怒り狂った雷神ソウドは、自身の本来の姿である青き牙の竜に姿を変え、世界を破滅に導いた。 |
暴走する破滅竜は八神の力をもってしても止めることが出来なかった。破滅竜との戦いは時空すらも超え、全ての生命を巻き込み徐々にその牙の届く範囲は広がっていった。
八神の捨て身の攻撃で崩れ落ちた破滅竜は、ついに目覚めた氷神エッジの破壊の力によってとどめを刺され、消えてしまう。
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後に破滅竜の暴走は亜魔というこの世ならざる悪霊の陰謀であったことが判明する。
生き残った風神ブラム、氷神エッジ、光神ディアは犠牲になった神々を復活させ、新しい時代を築き始める。
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第三世代 |
破滅の後に生まれ変わった世界には、八神の率いる神族と魔神の率いる魔族が台頭していた。神族と魔族は時に争い、競い、助け合って共存していた。
神族の拠点である中央神殿には多くの神族が生活し、属性ごとの国家や派閥が確立していった。
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世界の安定した状態とは裏腹に、二度の転生を繰り返した八神の心情は穏やかではなかった。自分が何者であるのかわからなくなっていった神々を救うため、三代目光神ディアは神族に『真偽名』を持つことを推奨した。
さらに神族の転生に差異を設けることが必要であるとされ、八神の生きた魂の欠片から『神子』と呼ばれるクローンが創造された。
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神魔戦争 |
魔族内で大規模な反乱が起り、魔神イヴルは情神アーゴの謀略により城の地下深くに封印されてしまう。
情神アーゴの狂乱は留まることを知らず、間もなくして神族と魔族の間で戦争が始まった。
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中央神殿内部の裏切りにより追いつめられた八神は、魔皇女アングルの術によって封印されてしまう。
残された八人の神子は攻め入る魔族軍の前で突如姿を消した。
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戦争の勃発以降魔族の力は日を増すごとに強化されていった。情神アーゴは黒い竜の影を自在に操り、その力で多くの神族を苦しめる。
何者かの力で消えた神子は後に現世に降り立ち避難していたことが判明する。
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神話伝承 |
魔族の横行を食い止めるには、封印された八神の解放が必要だった。そのためには各地に散らばった神子の力が必要だった。
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神陣の一人である冷神カルトに八神復活の使命を託された氷の神子エルグは、神子と、八神の封印を解く方法を求めて旅に出る。 |
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